人気ブログランキング | 話題のタグを見る

野ねずみ

ソフトボール***秋季大会***

秋季大会が昨日10月7日に終わりました。
長かったぁ~~
残暑の厳しかった9月2日から始まりました。
今では、秋の空は高く、木陰の風がさわやかで、と~っても気持ちがいいです。
行楽の秋でも楽しみたいところですが、親も力が入ります。
子どもたちは1にソフト、2にソフト、3、4がなくて、5にソフト・・・・ソフト漬けです。

一昨日6日土曜日に2試合とも勝ち、結果5勝1敗で翌日の決勝トーナメントに進出することになったのです。
当然、明日勝って優勝するんだ!がんばろう!~~子どもたちの気持ちは最高潮に~なるはずが、この2試合とも、勝ったけど内容が悪かったと口々に監督やコーチたちが言うのです。

監督が、帰りがけに、5年生に集合をかけました。
またかぁ・・
・・・明日がんばれば良いじゃん!
・・・子どもたち疲れてるから、早く体を休まさせたい!
・・・子どもに落ち込ませるようなこと言わないで!
内心、こんなことを思っていた私。

話の途中で監督が打ち合わせに呼ばれていってしまった。
「5年生で、よく考えてろ」と言い放って。

そこで、ぐりおは、「おれは帰る!」と言った。
他の5年生は「どうする?おれは監督を待つ」と言う。

そこに2人のコーチが来て、「監督には話しておくから帰っていいぞ」と言ってくれたので、ぐりおは一人スタスタ歩き出した。
え~~っ!?オロオロする私は、「ぐりおだけ帰るわけにはいかんでしょ、3人が怒られて一人だけ逃げるの?」と聞いた。
ぐりおは「怒られるってわかってて待ってるのは嫌だ」ときっぱり。
同じようにつられて私は歩いて駐車場の車の前まできて、ぐらおを忘れてきたことに気が付いた!
ぐらおはあわてて走って来て「なんで声かけてくれなかったの?」と怒っていたけど、ぐりおはそれどころじゃないといった感じ。
パパに話したら「チームワークが大事なスポーツなのに今すぐグランドに戻れ!」と怒る。
でもぐりおの意思は固く「行かない、行くわけない、絶対行かない」

誰に似たこの頑固さ?「ママだ」とパパに言われたけど、「息子はあなたと同じB型でしょ!パパそっくり」(笑)でも笑ってる場合じゃない。
今頃、他の3人はグランドで怒られてるかも?と思うと居たたまれない。

後で聞いたらやはり、3人も監督が遅いので帰ったそうだけど、
二人は「おれは待つ、なんでぐりおが帰ったかわからん」と言ったらしい、
もう一人は「帰りたいな~どうして帰らないの?」と言った。
性格できっぱり分かれた。
ぐりおだけは迷うことなく即行動に移してる。
わが子ながらびっくりで・・・・・

「明日の試合メンバー表にぐりおの名前ないかもよ~?
プロ野球選手だったら、即2軍落ちだろうね。」
と言ってからしまった!と思ったけど、

ぐりおは「いいよ、つまらんソフトは辞めてもいいから」
本当にきっぱり返事が返ってくるので、私もそこまで言うなら何か理由があるんだろうと思っていた。

夜、他の用事で監督から電話があり、事情を説明したら、「5年生にはきつく言い過ぎたけど、明日は必ずやってくれると期待してるから、」と言ってもらい、一安心。

ぐらおが2試合ともキャッチャーでクタクタで、寝てくれるのが早かったので、ぐりおと二人でジュースを飲みながら秋の夜長を楽しんでいたら、
「ママ!どうして今日おれがぶち切れたかわかる?」
と聞いてきた。
「わからないけど・・・監督になんか言われた?」
と言うと
「2年生の○○が俺たちの試合が情けね~と監督に言ったみたいで、監督が2年生に情けないと思われるような試合をするな!と言ってきた。それが許せん・・・
試合にも出てないBチームのやつがそんなこと言うなんて、おかしいよ・・・
ふざけて試合したこと一度もないよ、いつでも真剣にやってるよ。エラーしたくてしたわけじゃない。」
確かにそれはひどい・・・
泣ける。。。
ぐりおは布団に突っ伏して泣いた。
なんかかわいそうで。。。。

そういえば、ピッチャーのKくんも言ってたな~
「監督はいろいろ言うけど、おれ一度も手抜いて投げたことないよ。試合はいつでも勝ちたいと思って投げてる。」って・・・
その通りだよ。

私はこの日はじめて、今の5年生の強い気持ちを知りました。
そうだそうだ!試合してるのは子どもたちなのに、見てるだけの大人があ~だこ~だ言い過ぎじゃないか?子どもをへこませることはいっちゃいかんと思った。そうだ!盛り上げていかなくちゃ!がんばってるのは子どもたちだ!

前日の出来事長くなってしまいましたが、
昨日の決勝トーナメントは、Aブロックの上位2チームとBブロック上位2チームの計4チームが準決勝戦の後、3位決定戦もしくは決勝戦へ!!・・・ワクワク、ドキドキ
この秋の大会で6年生は引退するので、対戦相手のどのチームも、有終の美をかざるべく、金メダルめざしてきています。
5年生以下のわがチームは、まだ来年の秋があるとはいえ、負けられない!!真剣そのもの。

昨日のことは忘れて、ぐりおは打順3番、セカンド、ぐらおは打順2番、キャッチャー、顔が引き締まってみえました。
季節はずれの団扇を持って、応援がんばりました。

準決勝戦は6対0で、負け、ぐりおは「悔しい」と言った。
3位決定戦では4対1で、負け、結果は4位ということになりました。
でも試合のあと、ぐりおは「楽しかった~」と言って戻ってきました。

本当にスピード感ある、すごくいい試合だったんです。
伸び伸びプレイしてた、ピンチのうらにはチャンスがある、応援席で盛り上げて、エラーのあとのファインプレーには歓喜しました。
試合の後、1塁側にいた相手チームのお母さんが3塁側に来てくれて、
『うちらがたまたま勝ったけど、いい試合だったね~がんばったね!』と言って涙しました。
ぐりおの仲のいい同級生が6人いるチームだったのです。
ピッチャーも同級生対決でした。

普段の遊びとは違って、対戦相手になったことで、勝ちたい思いも倍増しただろうし、よくわからないけど、とにかくいい試合してくれました。
メダルには届かなかったですが、今度の新人戦で、また、いい試合を期待しています。
お疲れさん!

↓打席に立つぐらおとそれを見守るぐりお
ソフトボール***秋季大会***_f0096948_1048787.jpg

by daisukit | 2007-10-09 01:08 | ソフトボール

中学2年生と小学6年生の男の子の話題は大好きな野球とゲームとあれこれ・・・
by daisukit
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

お気に入りブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

ファン

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな